マンションのペットのトラブル

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ペット問題はマンショントラブルのベストスリー

マンションのペット問題は、駐車場や騒音問題とともに、マンショントラブルのベストスリーにランクされます。
たとえペット可の物件であっても、近隣との付き合いに気を使うことは多々あります。
マンションのペットといえば、金魚、熱帯魚、ハムスター、小鳥、ネコなどが挙げられますが、トラブルとなると、犬つながりがやはり多くなります。むだ吠えや泣き声などの騒音、におい、それらは自宅を越えて周囲に伝わりますし、さらに、ワンちゃんの場合、他のペット違って毎日散歩で外に連れ出す必要があることも問題化しやすい理由のひとつです。変わり種のペットとしてはヘビやトカゲなども挙げられます。


音もせず、散歩の必要もないのですが、わずかな隙間から移動することができ、もし外に逃げ出したときの周囲の反応は想像に難くありません。
また、ハムスターやジュウシマツ、熱帯魚など、小型のペットであっても、飼育する側は責任を持った管理が求められます。

マンションのペットのルール

マンションでのペットの扱いについては、管理規約で飼い方のルールが決められるのが一般的です。
ただ、管理規約で定める以前に、法律で飼育が制限されている動物がいることも念頭においておきましょう。
これは「動物愛護管理法」に定められており、トラ、タカ、ワニ、マムシなど、哺乳類、鳥類、爬虫類の約650種が対象です。
「特定動物」と称されるそれらのリストは、環境省自然環境局のサイトに掲示されています。
マンションで飼うペットとしては、上記の特定動物以外が対象ということになりますが、まずは、住もうとしている物件はペット可かどうか、トラブル防止のため最初に管理規約を確認することが大切です。

ペットについてのあやふや規定

マンションが分譲されるとき、すでに用意されている管理規約があります。デベロッパーが作成したもので、多くは国土交通省が発表している標準管理規約の文言に、デベロッパーに多少都合のよい内容などが盛り込まれたりしています。
そこで多く記され、多くの人から「あやふや規定」と称されたのが次の文言です。

「他人の迷惑になるペットの飼育は禁止する」

これのどこかあやふやかというと、「ペットは他人の迷惑になるので全面禁止」とも読めますし、「他人の迷惑になるようなペットの飼育のみNGで、そうでないペットならオッケー」とも読めるわけです。
これは以前の標準管理規約に記された文言をそのまま持ってくるとこういった記述になり、多くの人はこの文言に苦しめられてきました。どちらの人も「自分が正しい」と思って発言するわけですから、議論してもらちがあきません。
なお、近年の標準規約では、「容認か禁止か」のどちらかを明確にするように両方の場合の文言が載っています。

最近のマンションのペットについてのルールとしては、「室内で飼育すること」を前提に決められることが多いようで、さらに、もともとペット不可だったのが、管理規約の改正で飼育できるようなったケースは増加傾向にあるようです。
規約の改正は、管理組合の総会で規定の賛成を得られればできますから、どっちにするにせよ、自分たちの地道な努力で変更が可能です。
そして、マンションのペットのルールが正常に機能するか、ひとえに住民や飼い主のモラルと順法精神にかかっていますが、悪質なルール違反があった場合、どのような対処をするかも、あらかじめ規約や細則に盛り込んでおくべきでしょう。

マンションのペット不可の場合

マンションはペット不可の場合、犬や猫が苦手な人にとってメリットと映ることでしょう。動物アレルギーがある人にはとくに、安心ポイントとなりえます。
マンションはペット不可の場合、動物好きの人にとっては耐えがたいデメリットとなります。管理規約で禁止されているのに、犬や猫をこっそり飼っていて発覚した場合、一代限りで黙認されるケースはありますが、周囲から白眼視されるなどデメリットは残ります。
古いマンションや中古マンションの場合、ペット不可の物件はよくあるので、トラブル防止のため最初に確認することが大切です。
また、犬やネコといったサイズのペット不可の場合でも、ハムスターやウサギなどはOKの場合もあります。

マンションのペット可の場合

マンションがペット可の場合、動物が好きな人には最大級のメリットとなるでしょう。孤独を癒すによく、ファミリー世帯では、子どもの感性育成など教育的なメリットも見逃せません。
ただ、マンションがペット可の場合でも、周辺に動物嫌いの人がいれば当人にはデメリットでしかありません。騒音問題や犬にかまれたなどの損害に対し、訴訟に発展したケースもあります。
マンションはペット可の場合でも、隣り近所が不快な思いをしないよう配慮が必要です。近年はペット共生型マンションがトレンドのようで、メリット・デメリットを踏まえたうえで、地域ぐるみの共生を志向しているケースさえあります。

マンションのペットの種類

マンションのペットは、種類別では猫や犬は不動の人気です。昨今は嗜好の多様化などで、犬猫以外にも考えられる種類はバラエティ豊かになってきています。
マンションという住居形態ですからペットの種類について、基本的に室内で飼育できる小型の動物が主流となっています。小型動物は、うさぎ、ハムスター、ジュウシマツ、モルモットなどが定番、近ごろはフェレットなどの新顔も、マンションでも飼えると考えられることから人気があります。
マンションのペットの種類で、金魚やメダカなど昔ながらの小動物も大人気です。ただ、飼育が許されている種類は、マンションの管理規約で限定されることが多いので、最初に飼育可能な種類か確認が必要です。

ペットについての法律

ペット可のマンションが増えています。ペット飼育は、動物愛護管理法という法律で規定され、人間社会に高度に順応した動物11種が対象です。昆虫、両生類、魚類などは、法律の対象外です。


ペットは法律上「物品」の扱いですが、飼い主にとっては家族の一員です。狂犬病の予防接種も、動物愛護管理法で義務付けられています。
ペットの殺傷処分は痛ましい限りですが、動物愛護管理法は、ペットの虐待禁止を、法律で規定しています。ペットを虐待し殺傷すると、2年以下の懲役または200万円以下の罰金が課されます。
さきほどすでに記していますが、ワニやマムシは、法律で「特定動物」と指定され、マンションでなくても飼育には制限があり、都道府県知事や特別区長の許可が必要です。

マンションのペットを可にする方法

マンションでペットを飼いたい場合、不可を可に方法は管理規約の改正です。
ペットについての規約改正は特別決議事項に該当するので、区分所有者4分の3以上の賛成が必要です。
マンションのペットを可にする方法に、管理規約の改正にくわえ、細則の変更も必要になります。細則を4分の3以上の特別決議とするか、過半数の普通決議とするかは解釈・運用が分かれるところです。ちなみにわたしが関わっている管理組合ではどちらも特別決議にしています。議決へのハードルは高いですが、多くの人たちの財産や生活に関わることなので、規約に付帯する別表なども特別決議で行っています。

マンションのペットを可にする方法で、有志協同で運動して機運を盛り上げるのも効果的です。ペットの問題やトラブルを自主的に管理する「ペットクラブ」の設立や活動も有効です。「もともとペット不可だった」物件が「可」になるわけなので、「不可であるべきだ」という人たちに納得してもらう必要があるからです。

マンションのペットを可にした時の制限

マンションのペットは、可にした時であっても、なんからかの制限が課されるのが通例です。制約内容は、マンションの管理規約・細則で規定され、区分所有者全員が守ることとされます。
マンションのペットを可にした時の制約に、飼育可能な動物の種類制限はよくみられます。たとえば、猫や犬は不可。反対に犬猫は可、は虫類や昆虫は不可のケースもあり、多分に管理組合の意向が反映されているようです。
マンションのペットを可にした時の制限に、犬は1匹まで可など頭数制限が課されることもあります。ペットの大きさに制限がある場合、大型犬などの飼育ができなくなるので注意が必要です。

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